■お詫び−当文書の末尾をお読みください。
=========================今回のテーマ===================================
本当に得なのか、無料パソコン=======================================================================
『この世の中に「タダでもらえる物」など存在しません。結局その費用は消費者が負担しているのだと言う事を忘れてはなりません。』と思います。
今回は、「無料パソコン」が本当に得かどうかを検証してみたいと思います。
まず最初に、無料パソコン「ムリョーパ!」と銘打って、バーテックスリンクが行ったパソコ
ンレンタルサービスは記憶に新しいところです(受付締切済み、近日募集再開)。
ただこの企画は、プロバイダー契約、保守契約、クレジットカード契約、その他サービス加入と条件が多い上に、3年未満解約時には違約金が必要と言うもので、総合的に考えると得なのかどうか判断に苦しむものでした。パソコンなんて物は3ヶ月単位で新製品が出ており、3年の長期にわたって同一機種を使い続ける覚悟がなければ、高い買い物になる可能性を含んでいた訳です。
さてその後色々な会社が無料パソコン市場に進出してきましたが、ついに大企業が動き始めました。その第一弾が、OCN
Aptiva パックです。これは、10万円以下パソコン IBM Aptiva20L、インターネット接続サービスOCN利用料(100時間/月の料金を含む)、保守サービスをセットにした商品で、月額
3,980 円で利用出来るというもの。
OCN ダイアルアップ ロング(100時間/月、超過分3円/分)プランの月額料金2,800
円との差額は 1,180
円。これでパソコンが手に入ると思えば安いものです・・・が、やはりここにも契約条件がありました。
契約期間は3年で、パソコン、OCN
接続、保守をセットにした形のリース契約を結ぶ事になります。ですので、やはり契約期間内の解約には厳しく、解約した場合は相当額の違約金(1年未満で10万、2年未満で5万円程度)を支払う事となります。
この3年という期間をどう考えるかが、損得勘定の大きな鍵となってきます。
OCN Aptiva パック総支払額は 3,980 × 36ヶ月 = 143,280
円。確かに現時点のパソコン価格とプロバイダー接続料から考えれば割安感は大きいです。しかし、パソコンの進化はめまぐるしく1年たてば価格が一緒で性能は倍なんて機械が登場するのは容易に想像出来ます。また、常時接続サービスが今後安価に提供される事でしょう。これらの状況を指をくわえつつ3年間は環境を替えずに、Aptivaを使い続ける事が出来るかどうかが導入の鍵。もちろん、リース物件ですので
CPUの置換やマザーボードの交換などと言ったパワーアップ技は使えませし、下取りに出して新製品購入なんてことも出来ません。将来性を取るなら、辛い点多数。
とは言うものの毎月わずかな支払いでパソコンが手に入るというのは魅力です。
そこで、「無料でパソコンが手に入る」と考えるのでは無く、パソコンとサービスのセット商品を分割払い(リース)で購入すると考えませんか。そうすれば、そのパソコン(サービス)を購入する事が自分にとって得かどうかが判断しやすいかと思います。どうしても「無料」という言葉が耳にはいると、そればかりが気になって細かい条件に目が行き届かなくなってしまうので、この点に要注意。
で、私の結論は、
「パソコンをローン(リース)で買うと考えれば金利分得かもしれない。」
ってところです。
・関連 URL
バーテックスリンク「ムリョーパ!」
http://ecap24.vertexlink.co.jp/
OCN Aptiva パック http://www.ocn.ne.jp/ocnweb/aptiva/title.html
■お詫び
長い間、発行できなくて申し訳ございません。いろいろと事情がありましたが、言い訳になるので、差し控えます。今後は、発行責任者の自覚を持って当メールマガジン発行に取り組んでいきます。 |