今回のテーマ:パソコンの選び方その1

今回は、パソコンの選び方について考えて見たいと思う。
結論から申しますと、最初に何がしたいか、次にどう使うかによって違う
ということである。
こんなことを言うとそんなのは解っていると反論がありそうだが、本当に
そうなのである。これでは、ここであえてパソコンの選び方をテーマとして
取り上げることはないので、もう少し掘り下げて見る。

パソコンを選定するにあたり、

@まずこんなことをしてみたいということを考える(もしくは列挙)する。
例えば、インターネットがしたい、表計算が
したい、会計をしたい、CADをしたい、などとおぼろげでもいいから列挙
する。

A次に、それを実現可能にするソフトウェアを選定する。
ソフトウェアの選定は、市販のパッケージソフトであれば、動作要件などの
記述が必ずある。例えば、CPUはPentium166Mhz以上とか、メモリー32MB
以上とか記述があるものである。推奨要件の少し能力の高いものを選ぶべき
であろう。また、開発ソフトの場合、開発する人(会社)に要件をきくべき
である。大は小を兼ねるので、一番能力を必要とするソフトウェアの要件を
満たすことが肝要である。

Bその上で今度は、ハードウェアの選定である。

B−1大きく分かれるのが、WINDOWSかMACである。
パッケージソフトが決まっていれば、動作要件があるので、いやがおうでも
決まってしまう。
先にどちらにするかを決めた上で、Aを考えてもいいだろう。選択肢が少な
くなるので、選び安いというメリットがある。

B−2WINDOWSマシンの場合は、メーカー製か組立てかを考える。
メーカー製のメリットは、最初に付属しているソフトが多く入っていること
が多い。また、安心である。デメリットは、組立てに比べて同じ能力なら
値段が高くなることと、いらないソフトが入っていて無駄である。削除する
方法を理解しているなら、問題は無いが。
組立てパソコンのメリットは、一概には言えない面もあるが、何と言っても
値段が安い。いらないソフトが入っていない。また、拡張性が高い。
デメリットは少なくなってきているが、業者によっては故障時の対応など
少し不安な面もある。それをクリアしている業者は多くなってきている。

B−3MACの場合には、純正か互換機メーカーかを選ぶ。
純正は、高いが安心はある。互換機メーカーは、安いが少々の不安がある。

B−4デスクトップパソコンかノートパソコンか
動かすことが頻繁に必要な場合は、ノートパソコンしかないでしょう。
そうでなければ、デスクトップパソコンをお奨めする。理由は、同じ能力
ならデスクトップの方が値段がかなり安い。とはいっても、液晶ディスプ
レイモデルは、そうとは言えない。ノートパソコンや液晶デスクトップは
値段が高い理由は、液晶がまだまだ高いのである。
また、ノートパソコンは、大きく分けてA4サイズとB5サイズがあるが
持ち運びが頻繁なら、B5に限ります。A4サイズは、カバンに入れて運
ぶには、本当に重いです。車での移動ならA4でしょう。しかし、この選択
は、A4の方が高いことは、覚えておくとよいでしょう。液晶が値段が
高いのです。

B−5メーカーは何処のものにするか
メーカー製パソコンを選ぶときに考えておいたほうがいいことは、保守の
ことである。中の部品の品質は、どのメーカーも似たり寄ったりである。
購入価格と保守の内容を考え選定するべきである。故障時の対応は、非常
に重視しなければならない。それは、組立てパソコンを選ぶ際にも同じで
ある。

C最新モデルがいいのか
最新のモデルは、いいか悪いかで聞かれるといいに決まっています。
しかしながら、コストパフォーマンスはいいかと聞かれると、それぞれで
ある。1世代前、2世代前の方がコストパフォーマンスはいいです。パソ
コンの価格は、次のモデルが投入されると下がるのが通常である。それは、
販売店も早く売らなければ売れ残るので他の販売店よりも割安感を出して
少しでも高く売りさばこうとする。残ってしまうと仕入れ値より安く処分
しなければならなくなる。特に要件を満たすなら、最新モデルではない方
がコストパフォーマンスが高いといえます。

DCPUは、メモリーは、CRTサイズは、どのくらい?
これは、次回に回します。