今回のテーマ:パソコンの選び方その2

前回は、パソコンの選び方その1では、基本的なことを述べた。
今回は、少しハードウェアの技術的なことを述べて見たいと思う。

@まずCPUは、どのくらいの能力のもの?
<市販のパッケージソフトを使う場合>
この段階になると、ソフトウェアの選定は済んでいるものである。
使用したいソフトウェアの動作要件を満たすCPUが必要である。
<ソフトウェアの開発をする場合>
これは、開発者にゆだねるしかない。

CPU:中央処理装置(Central Processing Unit)
車で言えば、エンジン。人間にたとえると脳である。
計算及び制御を行っている。代表的なCPUは、Intel社の
Pentium、MMX PentiumPentiumU、
Cerelonなどの製品がある。
同じ種類の物で言えば、300Mhzとか、350Mhzとか表記されて
が、数字が大きいほど速い。これをクロック数という。

A次に、メモリーは、どのくらい必要?
大きければ大きいほどいいのだが、最低どのくらいとなると、
CPUの時と同じく、パッケージソフトを使う場合は、動作要件が記述され
ている。ソフト開発する場合は、ソフト開発者に聞かなければわからない。
また、CG(コンピューターグラフィックス)やDTP(デスクトップパブ
リッシング)などの分野で、解像度の高いイメージファイルを同時に画面上
に表示させなければならないようであれば、かなり大きなメモリーがある
ほうがいいでしょう?
それと使い方にも関係しますが、同時にソフトウェアを沢山起動しなければ
ならない場合、大きくしておく必要があります。言い方を変えると、使わな
いソフトは、終了させておくことがメモリー領域の無駄遣いにならないので
速度は速くなります。


メモリー:主記憶装置
コンピューターが計算や制御を行うために、一時的にプログラムやデータを
格納する作業場
です。パソコンの電源を切ると、記憶されていたものは、失
われる。(電源を切っても記憶を保持するのは、ハードディスクやフロッピ
ーディスクなどの補助記憶装置である)

B次にハードディスク(HDD)の容量について。
最近のパソコンは、ソフトウェアが本当に容量を必要とする。
データ領域は、それほど気にする必要はない。つまり、どのくらいの数の
ソフトウェアを導入するかにより、決定するようにする。
WINDOWSとインターネット関連ソフト、ワープロ、表計算ソフト
くらいで良いのなら、2GBあれば十分である。しかしながら、後から
ゲームを入れたり、業務ソフトを動かしたりする必要があるのなら、
今の時代では、3GBを最低としておきたい。金銭的に少し余裕がある
のなら、4GBもしくは6GBとしておいた方がいいでしょう。
それ以上の容量のものでは、8GB、10GBなどとあるが、プロとして
使わないのであれば必要は無いでしょう。

Cフロッピーディスクの2モードor3モード?
会社もしくは知人・友人のパソコンに旧型PC98(NXモデルでない)が
あり、その方とフロッピーでのやり取りを必要とするなら、3モードが良い
。そうでなければ、2モードでいいでしょう。

Dモデムは搭載必要か?
これはアナログ通信を行うものである。電話回線を通じて離れた場所にある
コンピューターとやり取りする必要があるなら、モデムは必須である。
電話回線でなくISDN回線(デジタル通信網)を通じてであれば、
必要無い。
インターネットを行う場合、最初にどちらの回線で行うかを決定しておいた
ほうが、無駄な投資が少ない。
ISDN(デジタル)で行うには、DSUとTA、それからNTTの工事
が必要である。安定性と速度は、間違い無くISDNがいいでしょう。


以上2回に渡り、「パソコンの選び方」を述べてまいりましたが、いかがで
したでしょうか?これは、あくまで大まかな基準です。
文字で表すと説明しづらいところが多々ありました。
ご質問があれば、メール下さい。

※次回は、「プリンターの選び方」を述べたいと思います。