今回のテーマ:プリンターの選び方

前回・前前回の、パソコンの選び方に続いて、今回はプリンターの選び方を
述べて見たいと思う。

プリンターの分類をすると、主に下記のようになる。
1.インクジェットプリンター(バブルジェットプリンター)
   インクを吹き出して印刷するプリンター。
   カラー印刷もでき、比較的安価。スピードが遅い。
2.ドットプリンター(ドットインパクトプリンター)
   インクリボンを紙に向かって打ちつけ印刷する。
   基本的にモノクロ。スピードが遅い。
   複写式用紙への印刷の唯一のプリンター。
3.レーザープリンター(ページプリンター)
   コピー方式のように、1ページ分のデータが揃ってから、
   焼き付ける方式で印刷する。スピードは一番速い。
   価格は高め。モノクロが主流。
   カラーレーザープリンターも最近はあるが、かなり高い。
4.昇華型プリンター
   この中では、一番きれいに印刷できる。が、用紙サイズの
   制約がある。はがきより小さな印刷向き。
5.熱転写プリンター
   インクリボンに熱を与えて紙に焼き付ける。
   カラーも出来るが、最近はこのタイプのプリンターは見かけない。

以上のようになる。以下に選ぶ際のポイントを述べる。
5の熱転写プリンターは、最近は見かけないので除いて考える。

@複写用紙への出力が必要なら、ドットプリンターに決定
出来る限り、複写用紙を使わないように業務の改善や伝票の見なおしを
することで、他の選択もできる。どうしてもというなら、これしかない。

Aカラーが必要な場合
きれいさの順序では、昇華型・カラーレーザー・インクジェット
スピードでは速い方から、カラーレーザー・昇華型・インクジェット
値段では、安い方から、インクジェット・昇華型・カラーレーザー
用紙サイズでA4以上の打ち出しが必要なら、昇華型は除いて考える。
予算が、20万円未満であれば、カラーレーザーは除いて考える。

B用紙サイズは、A4まででいいか、A3まで必要か
A4が必要な場合、昇華型は対応不可。
1から3のどれでも対応可能。
A3が必要であれば、レーザーかインクジェットを選択する必要がある。
A4に比べて、値段が高くなることは間違いない。
ちなみに解像度によっても違うが、インクジェットの場合、
A4対応で、2万円から10万くらい。A3対応で、4万から20万。
レーザーの場合、A4は3万から15万。A3は8万から30万。
インクジェットでは、A2まで打てる機種もある。

Cスピードはどのくらい?
速い順に、レーザー、あとは横一線で大差ないし、機種により違う。
大量の印刷をするなら、迷わずレーザープリンターである。
個人利用、小さい会社の少量の印刷であれば、インクジェットがよい。

Dカラーレーザーは買い時か?
どうしてもというなら仕方ないが、結論から言うと、今は買い時ではない。
なぜなら、まだまだ発展途上でコストパフォーマンスが悪い。
今後の技術発展により、もっともっと安くなるであろう。
カラーインクジェットプリンターの出始めの時のような時期であり、そのうち
レーザープリンターもカラーが当たり前になる時期が来ると思う。
その時が買い時である。
それまでの間、モノクロレーザーとインクジェット2台を用意してしのぐのが
得策である。2つを買ってもカラーレーザーより安い。カラーを必要とする
印刷はそんなに多くない。

とある程度のプリンター選びの考慮点を述べましたが、これ以外にも選ぶ際の
観点はあるかもしれない。それは、個別に対応することにします。