今回のテーマ:OSとは

OSは、現代のコンピューターを動作するのに必要不可欠なものである。
オペレーティングシステムの略称で基本ソフトともいわれる
仕事としては、アプリケーションとコンピューター、人間とコンピューターの橋渡しをしたり、ハードウェアの制御を行ったりしている。

昔、OSがなかった時代のコンピューターは、すべてアプリケーションであった。
アプリケーションのプログラミングの中で、ハードウェアの制御等をプログラムし、開発していた。個々のアプリケーション毎に開発していると、同じ機能を何度も繰り返しプログラムする必要があった。どのアプリケーションでもプリンターの信号のやりとりなどは共通の制御である。そんな、共通の制御を一まとめにして提供すれば、アプリケーション特有の部分だけを開発することで非常に効率的である、という考え方が出てきた。

アプリケーションで共通の機能をパッケージにしたのが、OSともいえる。

ここで、パソコンのOSの主な製品をご紹介しよう。

IBM PC/AT互換機及びNEC PC−98では、最初MS−DOSというOSが開発された。あの有名な億万長者のビルゲイツが、大学在学中に学校にいかないで徹夜を重ね、開発したOSである。
その後、WINDOWS3.1が開発され、WINDOWS95、WINDOWS98、WINDOWS NT、次世代ではWINDOWS2000を開発中である。
また、IBMのOS2などが開発されたが、これはあまり普及しなかった。
最近では、WINDOWSでは負荷がかかりすぎる、また、古いパソコンの有効利用という環境保護の観点からPC−UNIXというカテゴリーのOSがある。
製品名では、FreeBSDやLinuxである。

アップルコンピューターのマッキントッシュシリーズでは、Syetem7や漢字Talk、MacOSなどがある。

横道にそれるが、WINDOWS95が発売された時、行列ができるほどフィーバーしたが、これをゲームと間違えて買った人もいるようだ。また、パソコンを持っていないのに買った人もいるという笑えない話もある。
この例などは、WINDOWS95がOSであることを知らないか、OSとは何かを理解していないかのどちらかである。
まだ前者の場合、WINDOWS95には、OSとしての機能以外に、アプリケーションとしてのゲームや簡易ワープロなどが付属しているため少し理解できる。

OSとは、ハードウェアの制御を司り、またパソコンのハードウェアと人間、ハードウェアとアプリケーションの仲介役を果たす基本ソフトある。

OSに対して、アプリケーションがある。それは次回解説する。


※次回は、「アプリケーションとは」を述べたいと思います。