【六然】
自處超然(ちょうぜん<自ら処すること超然>)
自分自身に関してはいっこう物に囚われないようにする。
處人藹然(あいぜん<人に処すること藹然>)
人に接して相手を楽しませ心地良くさせる。
有事斬然(ざんぜん<有事には斬然>)
事があるときはぐずぐずしないで活発にやる。
無事澄然(ちょうぜん<無事には澄然>)
事なきときは水のように澄んだ気でおる。
得意澹然(たんぜん<得意には澹然>)
得意なときは淡々とあっさりしておる。
失意泰然(たいぜん<失意には泰然>)
失意のときは泰然自若(じじゃく)としておる。
私はこの「六然(りくぜん)」を知って以来、少しでもそうした境地に心身を置きたいものと考えて、それとなく忘れぬように心がけてきたが、実に良い言葉で、まことに平明、しかも我々の日常生活に即して活きている。
安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う
posted with あまなつ on 2009.12.11
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致知出版社(2006-05)
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おすすめ度の平均:
安岡先生のお言葉をかみしめる
忙中、閑有り
まさに座右の書
難しいがチャレンジして読んでみるべき本
「自分から」を思い知らされた。
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