遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す



遠くをはかる者は富み、近くをはかる者は貧す。
それ遠きをはかる者は、百年のために杉苗を植う。
まして春まきて、秋実る物においてや。
故に富あり。

近くをはかる者は、春植えて秋実る物をも、尚遠しとして植えず。
唯眼前の利に迷うて、まかずして取り、植えずして刈り取る事のみ眼につく。
故に貧窮す。

(二宮尊徳)

リストラなしの「年輪経営」」で有名な伊那食品工業の塚越会長は、二宮尊徳の「遠くをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す」この言葉を経営戦略の柱とし、創業以来48年連続で増収増益を続けているのです。

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利益とか成長は手段なんですよね。
何の手段かといえば、お互いが幸せになるため、人間社会がより豊かになったり、快適になるための

それが目的になってしまうと、えらいことになってしまう。
最近の経済をみると、手段と目的を取り違えているところがある。
利益をあげることが目的になってしまっている

みんなが幸せになり、よい世の中になるためには利益を正しく使うことにこそ意味がある

今度の不況でリストラが行われると聞いていますが、確かに企業維持のためにはそれも必要ですが、安易にリストラする前に他の努力を最大限することが大切。

めぐりめぐって消費の拡大にもつながるわけですからそのような広い視点も大切では。どんなにコストを下げて価格を安くしても、失業者が増えれば購買力は落ちる。消費者が健全でなければ消費は生まれない。限界を見極め配分するのが経営者の腕だと思う。

何でもかんでも節約すればよいのではなく、ある程度は消費者に潤いを持たせるような経営をしなければダメ。他の企業が雇用を確保してくれればよいと思っている経営者もいますが、ところがそうではない。ひとつがやりだすと全体に広がってしまう。

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