志は野心とは違います。志は世のため、人のためという思いであり、野心は私利私欲です。
野心でなした事柄は一代ではかなく消えてしまいますが、志は必ずそれを受け継いでくれる同志が現れます
北尾吉孝(SBIホールディングスCEO)
http://www.chichi.co.jp/monthly/200603_index.html
月刊『致知』2006年3月号
〜特集テーマ「道をひらく」より〜
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自己実現という言葉をよく聞きます。
立派な大学を出て一流企業に就職し、それなりの地位や名声を手にすることもその一つでしょう。
企業経営者にとっては上場を果たし、社会から賞賛を浴びることといえるかもしれません。
実際、書店に足を運ぶと自分の夢や願望を叶えるためのノウハウ本がたくさん並んでいます。
しかしそれが「志」かというと少し違う気がします。
他人の幸福を忘れ、いくら努力を重ねて、自分の幸福を掴み取ったところで、本当の満足が得られるかどうか疑問に思うのです。
志を果たそうと思えば、時に厳しい自己犠牲を伴います。
明治維新の志士たちのように、自己の小さな幸せを忘れ、時に命の危険すら省みず、公のために身を捧げる覚悟が求められることもあるのです。
そういう無私の思いが人々の共感を呼び、それを受け継いでくれる人が現れるのでしょう。
北尾氏の上記の言葉はそのことを教えてくれています。
致知出版社
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題名にひかれて
タイトルと内容の不一致
気持ちを楽にしてくれるが、厳しくもある
仕事観を変える一冊
どの道をいくか
人間は得てして楽なほうへと進みたがるが、著者は逆の道を選ぶ。
仕事上で何か目標を立てるときは、普通の人よりも圧倒的に高い目標数値を設定する。「あえて艱難辛苦の道を行く」それが著者の考え方だ。
この強い精神力の源は何か。それは、幼少より親しんできた中国古典だという。『論語』から学んだ「信(信頼)・義(正義)・仁(思いやり)」という三つの言葉は、物事の判断基準として、いまでは著者の生き方の根本になっている。
人は「何のために働くのか」。冒頭に著者は次のような言葉を記している。
「私が『働く』ことに求めてきたのは、そこに生きがいを見つけることでした」
–。仕事をしている人、これから仕事をするようになる人すべてに送る、出色の仕事論。
【出版社からのコメント】
生きることは働くこと、働くことは生きること。
本書の中で、「仕事とは人生そのものと言ってもいいと私は思っています」と著者は語ります。
また、「仕事に生きがいが見出せなければ、人生の意味がほとんどなくなるとさえ思います」とも断言しています。
「何のために働くのか」という問いかけに、あなたならどのように答えますか?
【著者について】
北尾吉孝(きたお・よしたか)
1951年、兵庫県生まれ。
74年、慶應義塾大学経済学部卒業。
同年、野村證券入社。
78年、英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。
89年、ワッサースタイン・ペレラ・インターナショナル社(ロンドン)常務取締役。
91年、野村企業情報取締役。
92年、野村證券事業法人三部長。
95年、孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。
現在、ベンチャーキャピタルのSBIインベストメント、オンライン総合証券のSBIイー・トレード証券、住宅ローンのSBIモーゲージ等の革新的な事業会社を傘下に有し、金融、不動産、生活関連サービスなどの事業を幅広く展開する総合企業グループ、SBIホールディングス代表取締役CEO。
著書に『中国古典からもらった「不思議な力」』(三笠書房)、『進化し続ける経営』『Eファイナンスの挑戦ソフトバンク・ファイナンスが創る21世紀の金融イノベーター』(以上、東洋経済新報社)、『人物をつくる』『不変の経営・成長の経営』(以上、PHP研究所)などがある
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すぐに読み終えました。
かたくるしい。