『STARTING OVER 〜リーダーの涙〜』
私のブログ「IT社長のありがとう成幸共育論」に読者登録いただいていて、「温故知新.jp」の登録講師でもある松山淳さんが書いた『STARTING OVER 〜リーダーの涙〜 』を読ませていただきました。
松山淳さんのブログ→「リーダーへ贈る358の言葉」
「あとがき」にメールでの感想をとありましたが、ご紹介とお礼の意味も兼ねて、ブログで感想を書かせていただきます。
大企業をリストラされた息子が父親の会社に入って孤軍奮闘する物語です。
時に自分と重なり、涙が出そうになります。
一度でも運命に翻弄された経験のある方は、涙無しでは読めません。
(涙が出ない方は、心が感じる能力を疑った方が良いかもしれません)
仕事中に読むと危ないです。
夜中にひとりでこっそりと読むべき内容です。
人や会社のせいにばかりしている主人公が、さまざまな人に出会い、叱られたりしながら、成長していく物語です。一番嫌っていた部下に自分の姿を見た時に愕然とする様は、「自分と向き合う」大切さを教えてくれます。
人は一番、自分が見えていないのかもしれません。
自分の良さを見ることは嬉しいですが、自分を悪い所を認めるのは怖いのです。
「人には妖怪が住んでいる」
西遊記の話が出てきて、三蔵法師は一人で天竺へ行った。
孫悟空・猪八戒・沙悟浄は、人の心にすむ妖怪である。
この妖怪こそを味方につける。
自分の至らなさを認めた上で、それをも味方にする。
人は、人生において、傷つくけれども、一度は自分と向き合わないといけないのでしょう?
ここで自分のダメなところから逃げ、人や社会のせいにしていると、このことが原因で良くない事態が貴方を永遠に追い掛け回すのでしょう!
ここで自分のダメなところと向き合い、それを改善していこうとしたり、謙虚になったりすることで、影は光となり貴方を救う!
自分の至らなさを認めることで、人の痛みがわかる。
そこから謙虚さが生まれる。
謙虚になれば、何事も学ぼうとする。
どんな人からも学ぼうとする。
どんな人の良さも認められる。
悪さには目をつぶることもできる。
学ぶから成長する。
成長するから、貢献できる。
貢献できるから、また与えられる。
そんな良い循環を創り出せるような生き方をしてまいりましょう!
これに気づくのが遅すぎることはありません。
気づいた時が、貴方の人生においての縁ですから、そこが良い循環を創りだす事をはじめるときです。
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