顧客に貢献するビジネスの視点と仕組みづくり


いきなりですが、以下は、ジェイ・エイブラハムの「ハイパワー・マーケティング」の一節。

アイスクリームが発明されたのは、紀元前2000年。
ところが、人間がアイスクリームコーンを考え出したのは、それから3900年も経ってからだ。

パンは紀元前2600年には既に焼かれており、人間はそのはるか以前から肉を食べていた。
にもかかわらず、人間が初めてこの二つを合体させてハンバーガーを作ったのは、それから4300年も後のことだった。

近代的な水洗トイレがつくられたのは1775年だが、その82年後の1857年になってやっと、トイレで使うトイレットペーパーが考え出された。

どれもいったん結び付けてしまえば、もっともなものばかりである。

実に当たり前で、もっと昔から無かったのが不思議なくらいだ。

しかし、このように相互に結び付けられていないものが、世の中には無数に存在する。

そして、それはビジネスの世界において特に顕著なのだ。

あなたは気づいていないが、あなたの周囲には単純明快な「解」に満ちており、その「解」はあなたの収入、権力、影響力、成功を劇的に増大させてくれる。

ここから考えると、ビジネスと言うか商品化というのは、今すでに存在しているAとBの組み合わせから生まれる
相互に結び付けられていないものが、あなたの回りには無数に存在すると言うと、ワクワクして来ませんか?

物であれば、想像を働かせて考えることができる。
サービスの組み合わせは、それを運営している人同士が話し合うところから生まれてくる。

実は、サービスの組み合わせの方が人が介在するために、双方のしがらみや趣味趣向や距離などの関係で簡単ではない。
しかしながら、ソーシャルメディアは、距離を縮めてくれるので、それらを解決する方向に進んでいる。

私が考えるこれからの会社の形態は、大企業か個人企業の方向に二極化していくと考えている。
なぜなら、これだけ不況だと、大企業が中小企業のパイを取りに来るからである。
大企業と同じ市場で戦う中途半端な企業が、顧客への強みがなかなか発揮できずに苦しむのではないか?と見ている。

一方、個人企業は、モチベーション高い社長さんだけだし、社員教育も不要になるから、自分の強みを生かして、顧客への貢献を追求していくことに時間を使うことができる。

だから、ランチェスターの法則から考えても、弱者の戦い方としての一点突破をやれば、その小さな市場における優位性は大企業とて叶わない

その上、FacebookやLinkdinなどのソーシャルメデイアが出てきて、個人同士の繋がりを強化してくれるツールが世の中に現れ始めていて、個人企業にとっては、今まで以上に自分の弱み(=他者の強み)を補完してくれるところを発見しやすくなった。

弊社のホームページを作る事業で言うと、戦略的なことは理解できているのでアドバイスも出来るが、簡単なホームページは作れるが、デザイン面やSEO対策は、すごく強いとは言えない。そんな時に時間と空間を超えて、ソーシャルメディア上でも弊社の弱みを補完してくれて、価格も高くない情熱にあふれる個人企業を発見しやすくなった。

自分の強み同士を結びつける情熱溢れた個人企業同士の繋がりが、顧客から見ると欲しい商品やサービスを生み出してくれる社会の到来のような予感がする

そんな視点を持って、弱いところは捨てて、強いところに特化し、それらの組み合わせで顧客に貢献できる仕組みを作り、このすばらしい時代を切り開いていきたい!


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