【知命・立命・天命】
実は自分を知り自力を尽くすほど難しいことはない。
自分がどういう素質能力を天から与えられておるか、それを称して「命」と言う。それを知るのが命を知る、知命である。
知ってそれを完全に発揮してゆく、即(すなわ)ち自分を尽くすのが立命である。
命を知らねば君子でないという『論語』の最後に書いてあることは、いかにも厳しい正しい言葉だ。命を立て得ずとも、せめて命を知らねば立派な人間ではない。
命とは先天的に賦与(ふよ)されておる性質能力であるから「天命」と謂(い)い、またそれは後天的修養によって、いかようにも変化せしめられるものという意味において「運命」とも言う。
天命は動きのとれないものではなく、修養次第、徳の修めかた如何(いかん)で、どうなるか分からないものである。
決して浅薄な宿命観などに支配されて、自分から限るべきものではない。
安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う
posted with あまなつ on 2009.12.11
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致知出版社(2006-05)
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安岡先生のお言葉をかみしめる
忙中、閑有り
まさに座右の書
難しいがチャレンジして読んでみるべき本
「自分から」を思い知らされた。
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