少し損をして生きると繁栄する
みなさま、商売(仕事)うまくいっていますか?
この時代、簡単にはいかないでしょう!
今までのやり方は通用しなくなってきているのを実感しますね?
何かを変えないといけないのでしょうね?
こんな時は、表面的なことではなく、根本や本質を変えていくことが大切だと思います。
そんな折、読んだ「繁栄の法則―戸が笑う」という本の中から、ビジネスモデルという具体的なことではないですが、どんな商売でも大切なサービス精神(今の言葉で言うとホスピタリティー)を学びましたので、紹介します。
商売だけでなく、このメッセージは人間関係などにも使えるものだと思います。これを覚えておくと、生きるのが楽になると思います。
そういう意味で「人生の本質」的な言葉です。
「10%でいいから損をして生きる」
ほとんどの人は儲けようとします。得をしようとします。お客さんに喜んでもらうよりも、自分が儲けることを優先してしまう。こうなってくると、生き方の根本から間違いです。人に与えることをしないで、人から先にもらおうとして、どうしてお客さんがあなたの店に来ますか?
「商売は10%損をして生きていくという生き方に還るならば、必ず繁栄する」
小倉で始めた食べ物屋さんの話です。開業当初は、儲けたい儲けたいと言っていました。その時は全然儲かりません。そして断食修行をして、上の法則に納得を得て、大きな海老とかを他の店よりたくさん盛るようにした。そうすると、その街で一番の繁盛店となったそうです。
「与える商いが繁栄の素」
人は心地よいものに、お金を出そうとするのです。だから、特別に「稼ぐ」という考え方をしなくてもいいのです。良きものを与えること。安らぎと平和感を与えること、そして心地よいものを与えること、そんな信用に対して、人はお金を払おうとするのです。
大事なことは、その人が望んでいることを満足させることで、こちらは少し損をしてもいいと思い定めて生きていくことです。
筆者自身の体験ですが、ある器を卸している仕事をしていたときのことだそうです。ある女性が「非常に気に入っている器の水が漏れた」とクレームを言ってきた時のことで、模様が気に入っているそうなので、修繕をしようと送り返してもらうことになっていたようです。
その荷造りの途中で落として壊してしまったそうです。惜しくて、筆者の元に送ってきたそうです。そうあんると修繕では直せないので、それと似たようなものを2個送り返したそうです。
そうすると、「今まで苦情を言って、かつ自分が壊してしまったのに、似たようなものを2個送ってきたのは初めてだ」と言って、筆者のファンになり、その後多くのお客様を連れてくるようになったようです。
2個送ったことに非常に感激されたのです。損をして生きていると、必ず繁栄するということが、本当の意味でわかったそうです。
いろいろな意味で「少し損をすること」を覚えていくと、対立と競争から抜け出し、生きていくことが楽になります。
人に喜びを与えること?少し損して笑顔でいられるようになること?は我が救い。私たちが自分自身の魂を救うのは、人に喜びを与えること以外にないのです。
「損をして生きていく」ということをすると対立や競争がみるみる消えて、不思議なことに自分の周りに良き人が自然と集まってきます。これに気づいている人は少ないでしょう!
こんな生き方を続けていけたらと思います。
言うは簡単ですが、人間は欲がありますから、実践するのは簡単なことではないはずです。
しかし、意識するところからはじめて習慣に落ちるまで続けると、必ず自分のものになるはずです。
少しづつですが、確実に人生が好転し始めると思います。
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