あとからくる者のために
本日は、月刊『致知』の「巻頭の言葉」にて、鍵山秀三郎氏に執筆いただいた「坂村真民先生の教え」からの抜粋です。
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いまの日本には、自分個人の利益、自分の会社の利益を上げることばかりに熱心で、そのためには他人のこと、社会のこと、国家のことは顧みない人や会社がたくさん存在します。
しかし、こういう人や会社ばかりでは、日本は将来が危ぶまれます。
私の尊敬する詩人・坂村真民先生が「あとからくる者のために」という詩を書かれています。
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あとからくる者のために
苦労するのだ
我慢するのだ
田を耕し種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよお前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海をきれいにしておくのだ
ああ後からくる者のために
みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる
あの可愛いい者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みな夫々(それぞれ)自分で出来る何かをしてゆくのだ
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一人でも多くの方が、この詩に沿った生き方を実践され、本当の意味でよい人生、よい会社を築いていただき、ともに素晴らしい日本を創っていきたいと祈念しております。
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【9月12日の言葉】 敬老
わたしは自分の力で生きているとは思っていない。
諸神諸仏諸菩薩諸天、その他多くの方の
おん守りによって生かされていると思っている。
それがはっきりわかる齢になった。
でもここで大切なことは、わかったならば何か
御恩返しをするということである。
何でもよい、自分にできる御恩返しをして
軽い気持ちになり、合掌してこの世を去ることである。
老いたる人を敬うことは大切なことであるが、
果たして本当に敬われることをしてきたか、
そういうことをしっかり考えることも
敬老の日だと思う。
『坂村真民一日一言―人生の詩、一念の言葉言』より
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生きてる事さえ有り難い事 |