【幸と福】
「さいわい」にも幸と福と二字ある。
学問的にいうと、「幸」というのは、幸いの原因が自分の中にない、偶然的な、他より与えられたにすぎない幸いを幸という。
たまたまいい家庭に生まれたとか、思いがけなくうまいめぐり合わせにぶつかったとかいう、これは幸。
これは当てにならない。
そうではなくて原因を自己の中に有する、即(すなわ)ち自分の苦心、自分の努力によってかち得たる幸いを「福」という。
福という字がそれをよく表しておる。
示偏(しめすへん)というのは神さまのことだ。
示というのは上から光がさしている、神の光、叡智(えいち)の光を表す。
旁(つくり)は「収穫を積み重ねた」という文字だ。
農家でいうならば、俵(たわら)を積み上げるという文字。
神の前に蓄積されたるものが「福」である。
安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う
posted with あまなつ on 2009.12.11
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安岡先生のお言葉をかみしめる
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