【日本の危機の一原因】
日本の行詰りは意外に速く、且(かつ)だらしがなかった。
その根本的な一原因は、戦後意外に速く復興し繁栄したのに、気を好(よ)くして、世をあげて、小(こ)の字のつく者がはびこったことである。
小利口者、小才子、小ずるい輩(やから)から、小悪党など。
然(しか)しこんな者のだめなことは、今に始まったことではない。
やはり、おっとりした、思慮あり、情ある、真面目で勤勉な、頼もしい人間でなければ人が好まない、信用しない。
これから日本人は、心を入れかえて人間を修養し、生活を正し、事業を興さねば、益々危(あやう)くなると思う。
安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う
posted with あまなつ on 2009.12.11
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致知出版社(2006-05)
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安岡先生のお言葉をかみしめる
忙中、閑有り
まさに座右の書
難しいがチャレンジして読んでみるべき本
「自分から」を思い知らされた。
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