【感動】教科書にのった司馬遼太郎の「遺言」
論説文『二十一世紀に生きる君たちへ』は、偉大な小説家、司馬遼太郎さんが小学生の教科書掲載のためだけに書き下ろした作品です。のちに司馬が「一編の小説を書くより苦労した」と語ったほど、短い文章を何度も何度も推敲し、書き直しをし、まさに、渾身の思いを 込めて書き上げた、後世に残る名文です。
以下の言葉は、改めて真正面から感じなければならない。
「人間は自分で生きているのではなく、大きな存在によって生かされている」(=自然を尊敬しよう)
「自分に厳しく、相手にはやさしく」
「人間は助けあって、生きているのである。この助け合うということが、人間にとって大きな道徳となっている。助け合うというモトの感情は「いたわり」であり、「他人の痛みを感じること」でもある」
「これらは本能ではないので、自らの訓練によって身につけることである」(=自ら訓練ができない場合は、試練が与えられるのだろう)
これらは、いつの時代も人間が生きていく上で、欠かすことのできない心構えだろう。
これらをかかす人の割合が多くなると、社会は混乱する。日本はその一歩手前にいるかもしれない。
今こそ、ひとりひとりが謙虚に素直に自己を見つめ、反省すべきところは改めていかなければならない。
自分のことは本能で誰しも考える。だからこそ、他者のことや自然を考えることを自ら課すことが大切である。それができなければ、大きな試練が待っていると思われる。
司馬遼太郎さん、ありがとうございました。
これらのことを自らも戒めながら、後輩たちや子供たちや伝えていきたいと思います。
ありがとうございました。
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内容は素晴らしいが・・・
卒業祝い&入学祝に贈りたい
感動しました
大人も子どもも、一度は2〜3回遅読すべき!
本文と写真の相乗効果。永久保存版です。
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卒業する子どもたちに
これこそ日本語の鑑としたい名文
司馬遼太郎さんの21世紀へ生きる若者への心からの遺書
私も小学生時代にこの本に出会いたかった。
小学生には少し難しいけれど、
朝日新聞社
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色あせない遺言
最後の、ぶれない司馬を見る。
死の直前の対談3本を収録
宮崎駿との対談が印象深い
【予告】菅野美穂と見つめる スペシャルドラマ「坂の上の雲」
いつの時代も自分の生き方を求めて、悩み苦しみ、道を見つけていく。
しかし、今の時代は、自分のためが中心と言うような気がします。
この時代に生きた人たちは、人や社会、他人のために自分を捧げることの出来る人たちがいます。
是非ともドラマを見て、こんな素晴らしい生き方から学んでいきたいと思います!
■坂の上の雲 後談(『秋山好古』その生き方、身の処し方)