【六験】
一、之(これ)を喜ばしめて以(もっ)て其(そ)の守を験(ため)す
人間は嬉しくなると羽目を外す。
しかし、人間には守らねばならない分とか節がある。
それを喜ばされたくらいで外してしまうようでは人間として落第です。
一、之を楽しましめて以て其の僻(へき)を験す
喜びの本能に理性が伴うと、これを楽という。
人間は楽しむと、どうしても僻する。かたよる。
すると公正を失って物事がうまくいかない。
一、之を怒らしめて以て其の節を験す
人間はどんなに怒っても、締まるところは締まり、抑えるところは抑えなければいけません。
一、之を懼(おそ)れしめて以てその特<独>を験す
人間、恐れると何かに頼りたくなって、一本立ちができなくなる。
一、之を哀しましめて以て其の人を験す
人間は悲しいときにその人のすべてがあらわれる。
人物をみるのは哀しませるのが一番です。
一、之を苦しましめて以て其の志を験す
苦しいことにぶつかると、ついへこたれがちになる。
志とは千辛万苦に耐えて、自分の理想を追求してゆくことである。
よく苦しみに耐えて、理想を追求してゆく人間なら間違いはない。
安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う
posted with あまなつ on 2009.12.11
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致知出版社(2006-05)
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安岡先生のお言葉をかみしめる
忙中、閑有り
まさに座右の書
難しいがチャレンジして読んでみるべき本
「自分から」を思い知らされた。
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